環境に優しいドライブライン
燃料消費を最適化するために
企業の経済を考えるとき燃料消費量を抑えることは不可欠です。しかし、環境問題を考えるとき、このことはさらに重要になります。ボルボではクリーンなテクノロジーには大きなメリットがあると考えています。私たちはクリーンなテクノロジーの開発をすることを使命だと感じています。ひとつ例を挙げると、1980年と比べると、 運送業界におけるディーゼルエンジンの効率と平均燃料消費量は30%も改善されました。
しかし、輸送にかかる燃料消費量は、エンジンや車両の設計だけではなく、積載量、ドライバー、装備、気象状況など様々な要因に左右されます。
ボルボは、長年にわたって排出ガスを低減するテクノロジーを開発し、ヨーロッパ、アメリカ、日本の規制をクリアするエンジンを開発してきました。2002年からアメリカ向けのトラックにはEGR-排気ガス再循環装置を採用しています。これはヨーロッパ市場向けのSCR-尿素還元触媒と並ぶ排出ガス低減のテクノロジーです。
SCRテクノロジー
ボルボ・トラックでは、ユーロ4をクリアするためにはSCR-尿素還元触媒のテクノロジーがもっとも優れていると考えています。SCR-尿素還元触媒は有用性が証明された信頼性の高いテクノロジーで、エンジンの出力にかかわらず採用でき、ヨーロッパでは2004年から採用されています。ユーロ4もユーロ5もクリアできるテクノロジーのなかで、SCR-尿素還元触媒は、最も燃料効率の高いものでもあります。
SCR-尿素還元触媒の利点は、ユーロ4にもユーロ5にも対応できる互換性があることです。ユーロ5に適合するためには、窒素酸化物の排出レベルをさらに引き下げるために、エンジンに噴射するAdBlueの量を増やします。ユーロ4に適合するためには、AdBlueは燃料の3-4%の濃度で添加します。ユーロ5の場合は5-7%です。
ボルボのエンジンは現在のSCR-尿素還元触媒テクノロジーでユーロ5をクリアします。このソリューションは燃料消費が少なく、エンジン出力を上げ、冷却システムやオイルシステムには影響を及ぼしません。EGR-排気ガス再循環装置が必要とされる場合にはこちらを採用することも可能です。
燃費
ユーロ4およびユーロ5に適合するボルボのエンジンは燃焼効率が非常に高く、他のどんなテクノロジーより低燃費です。 これは、経済的にも環境の面でも大変よいことです。還元触媒にはAdBlueという液体の添加剤を必要とします。