ボルボ・ペンタ・エンジンはエタノールも混ぜたガソリンを使えますか?
ボルボ・ペンタのガソリンエンジンは、最低オクタン価仕様を満たすエタノールの混入率が10%に満たないガソリンで動作します。
エタノールを10%含む燃料は、通常「E10」と呼ばれます。
エタノール混入燃料の使用者は、燃料システムのメンテナンスに普段以上に注意しなければなりません。この燃料は、燃料タンクの材質による様々な影響を受けます。ここ20年簡に製造されたほとんどの船体の燃料タンクは、アルミ、ステンレス鋼、あるいはプラスチックで作られています。
エタノール混入燃料は、水分を引き寄せるか含んでいますので、エタノールの混入が、アルミ燃料タンクのタンク材質の腐食の原因になることがあります。材質の腐食により、燃料フィルターを詰まらせ、インジェクター、キャブレター、その他の燃料システムコンポーネントを損傷することがあります。
ステンレス鋼およびプラスチック製の燃料タンクは、エタノール混入燃料の影響を受けません。しかし、エタノール混入燃料は、燃料システム内の古い堆積物あるいは汚染物質を掃出し洗浄する溶液として作用します。
燃料システムに入り込むあるいは堆積する水、異物、スラッジ、沈殿物などの汚染物質が原因による燃料システムあるいはエンジンの損傷は、ボルボ・ペンタ限定保証でカバーしておりません。
一部の古い船体は、グラスファイバー製燃料タンクの可能性があります。エタノール混入燃料は、グラスファイバー製燃料タンクの表面を溶かす作用があるので、燃料タンクの内壁強度を弱くし、エンジン燃料システムおよびバルブ機構にスラッジと沈殿物が形成させてしましいます。このため、ボルボ・ペンタは、グラスファイバー製燃料タンクにエタノール混入燃料の使用を推奨しません。
ボルボ・ペンタのすべての燃料要件説明については取扱い説明書の燃料システムメンテナンスの章を参照してください。
10%エタノール混入燃料(E10)を使用する場合、次のことを推奨します:
- 燃料タンクとエンジンの間に水分離燃料フィルターを装着することを推奨します。US Coast Guard regulations and ABYC standardsに適合する適切な水分離燃料フィルターの装着に関する情報については、ボルボ・ペンタの代理店に確認してください。
- 水分離燃料フィルターは、フィルター製造会社が推奨する点検間隔に基づいて水と汚染物質をこまめに確認してください。
- エタノール混入燃料を2週間以上保存する場合、STA-BIL(r)などの一般市場で入手可能な燃料劣化防止剤の使用を推奨します。